脇役上等!?生徒会!
『1人、1年の初めの魔法論述の実技で満点通過してる子いるよ。』
「まじ!?誰!!??」
「ぜひ教えていただきたいです!」
『眞佳だよ、眞佳。』
「「え!?」」
魔法論述の実技で満点取る人なんて初めて見たって、父様と母様が言うくらいだから相当なんだろうね。
それに、眞佳が満点で試験を通過してからは、実技参加者の選定は眞佳がやってるみたいだし……
「‥‥心底、眞佳君の実力が欲しい。」
「僕もです。」
『あははっ。
なら教えてもらえば?
あの子、しばらく安静だから。
ほっといたら仕事するだろうから、期末テストのための教授ならそこまで暴れないだろうし。』
「大丈夫なの?」
『うん。
聞いてあげようか?』
「「お願いします!!!!!!!」」
必死だなぁ。
まあ、そうなるのが普通なんだろうけどさ。
そんなことを考えながら携帯を取り出し、眞佳にかける。
電話が好きじゃない眞佳が出てくれるかは微妙なところだけど、出てくれることを祈ろう。