脇役上等!?生徒会!


「[その言い方嫌味ー?
っていうか、あの実技って別に取れなくても卒業に関係ないでしょ?

別に受からなくてもいいじゃんか。
嵐燕に必要なものでもないし、わざわざ教えるのめんどくさい。

それに、悪いけど僕、どうやってあれクリアしたかって聞かれても特に何もしてないから分からない。]」



そういえば、眞佳ってたしか前日まで実技の存在忘れてたんだっけ?

しかも、自分で提出したレポートの内容も覚えてなかったような気が‥‥‥‥。

徹夜でレポートのコピーを探したんだよね。
俺も探すのを手伝った気がする。
レポートの中身は、神力の二重発動について‥‥だったかな?

それを簡単にやり遂げたんだよね。
我が弟ながら恐ろしい。



『何かはあるでしょ?』


「[ないない。
あんなのほとんど運だもん。

けど、2人なら心配しなくてもいいと思うけどなぁ。]」


『どういうこと?』



ケラケラと笑ってる眞佳。

そして一定の間隔で聞こえていた本のページをめくる音がやむ。



「[あの2人はカナちゃんに隠密部隊としてしごかれてるんだよ?
魔法論述の実技くらい軽いでしょ]」


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