脇役上等!?生徒会!
[いくら神力が多いと言っても、あなたの体は丈夫とは言えないのよ?]
『そうだねぇ。
どうしたものか。』
[そこで、私からの提案なんだけれど‥‥]
『‥‥?』
本から顔をあげて、呼び出してはじめてディオネの顔を見る。
[四大精霊に力を貸してもらうというのはどうかしら?]
『シルフィード、サラマンダー、ノーム、ウィンディーネ?』
[えぇ。
あの4人は神力の消費も少ない。
その上彼ら自身の力は凄まじいものよ。
下手にあなたが力を使うより成功する確率も上がるし、倒れる確率については下がると思うわ?]
四大精霊‥‥。
確かにその力があれば上手くいくかもだけど‥‥。
ノームは僕の契約精霊じゃないし、3人呼び出すこと自体が負担になったら意味がない‥‥。
『すごいことを簡単に言ってくれるね?』
[あら、マナちゃんなら出来ると思うから言ってるのよ?
ユキちゃんもノームもあなたの頼みなら聞いてくれるでしょう?]
そうかもしれないけど‥‥。
悩んでるのがバレたのかディオネは優しく笑う。