脇役上等!?生徒会!

隼人side




自分の席に座って授業開始を待っていたらポケットが震えた。

正確にはポケットに入れてあるマナーモードのままの携帯が震えた…だけど。

携帯を見ると、メールが来ていてメールを開く。


そこにはたった一文しか書いていなかった。


動き出すのは放課後



「もう少しわかり易く文を送ってほしいよね。」




俺の後ろから現れたのは、携帯を手にした時雨。

時雨は俺の隣にある自分の席に座る。



『動き出すって、何のことだ?』


「多分、アレクトのことじゃない?
どう動くのかは知らないけど。」



よく分からないといったように、首を横に振る時雨。

首を傾げる俺たちに2つの影がかかる。



「多分、体育館じゃないかな?」


「最近マナ、出入りしてたみたいだしなぁ。」



そこにいたのは、眞雪先輩と雪乃先輩。

学年が違うにもかかわらず、この二人が俺たちと同じクラスなのは、SSとSSSが学年関係なく合同だから。

眞雪先輩はSとか言ってたけど、実質的にSSなのは周知の事実。

その上、マイペースな人だしいろんなクラスに出入りしてるから、誰も何の違和感も抱かない。


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