脇役上等!?生徒会!



あの時‥‥‥‥。
僕と香山先輩のバトルの時。

冥闇の力を使われたとき、もしもアレクトが本気なら僕の結界なんて容易く壊されていたはず。

そもそも、僕が怪我で済むなんて有り得ないんだ。

つまり、アレクトが意識的にか無意識にかは分からないけど手加減してくれてたってことだ。




「戯れ言だな。
私は復讐神だ。

人に情けをかけることなどない。」


『僕はあなたを救う。
‥‥‥‥絶対にね。』


「人とは愚かなものよ。」




アレクトが笑うと地響きが起こり、体育館が揺れる。

異変に気づいた生徒がこちらに来たら危ない。

けど、結界なんて意味ないし‥‥‥‥。




「余所見をしている場合じゃないだろ?

冥闇 増悪陣」




ドォォォォォオーーンッ!!!!



激しい爆発音。



『ヘパイトス!!』



‘彼’の名前を叫ぶと辺りが炎に包まれ、僕の周りに爆発が及ばないようになる。



[久しぶりに呼んでくれたなぁ。
ほかの神は呼ぶのに俺のことは呼んでくれへんから寂しかってんで?]


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