脇役上等!?生徒会!
「眞佳!」
『あ、雪兄。』
「あ、雪兄。じゃないよ!
なんでこんなことになってるの!?」
『突然襲われたのー。
僕は悪くないもん。』
「一人で太刀打ち出来るわけないでしょ!?
なんで無茶したの!」
『時雨と二人でも太刀打ち出来ないよ!
だから、時雨に希ちゃんたちを呼びにいってもらったの!』
足止めくらいは出来る。
周りに人さえいなければ、守る必要もないから。
そう言えばため息をついて呆れたように僕を撫でる雪兄。
「あんまり心配かけないでよ。」
『‥‥‥‥ごめんね』
雪兄の後ろには、時雨や隼人‥‥ほかのみんなもいる。
桜くんたちがいないなぁ‥‥と思ってたら、隠密部隊として働いてた。
うわぁ‥‥こき使われてる。
「眞佳先輩、アレクトの捕縛完了しましたよ。」
桜くんが報告してくれる。
捕縛って‥‥仮にも神様なのにねぇ。
『ありがとう。』
「眞佳、これからが本番だからね。」
『わかってるよ。』
ゆっくりとアレクトに近寄る。
禍々しい空気はもうない。
[‥‥消しはしないのかい?]