脇役上等!?生徒会!
「「汝の御霊 祓い 清めたまへ
急急如律令 !!!!!!!!!!」」
2人がその言葉とともに式紙を手元に1枚残してその他全てを投げる。
すると、紙が五芒星の角にそれぞれに張り付く。
五芒星が輝き、真ん中に現れた貴族のような服に身を包んだ大男。
[汝らの心受け取らん。
我が力を使い前へ進むといい。]
「「‥‥思ったよりでかい。」」
眞佳先輩と兄さんが呟く。
「全ての神を司る神‥‥ゼウス。
すごい‥‥」
『眞雪先輩?』
男を見て眞雪先輩が呟く。
「ゼウスは本来召喚できない神なんだよ。
まさか、この目で見れるなんて思ってもみなかった。」
九條先生が半ば放心した眞雪先輩の代わりに答えてくれる。
‥‥っていうか、あの2人はそんなすごい神様を召喚したっていうの!?
「まあ、ゼウスの力を借りても五分五分でしょう。
俺らも加勢しますよ。」
「ほら、そこの放心してるバカども。
動け。」