脇役上等!?生徒会!
眞雪side
ガヤガヤしている廊下。
何を隠そう、今日は期末テスト結果発表日。
タナトスとの戦いがあったあの日、眞佳は珍しく敬語を殴り捨てた希さんにこっぴどく叱られてた。
あまりの剣幕に僕が怒ることもなかったよ‥‥。
あ、そういえば、タナトスなんだけどね‥‥‥‥
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「とーこーろーでー?」
[なんだ‥‥?]
「何でこんな馬鹿げたことしたんだ、この野郎」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ってな感じでいい笑顔を浮かべた仁王立ちをした眞佳にこってり絞られていた。
ちなみに、なんでタナトスがこんなことをしたのか‥‥‥‥
タナトスは死を司る神ではあるが、厄災から人を守るためにその力で人の命を奪っていたらしい。
それは自然の摂理。
しかし、人はタナトスを疎み嫌い続けた。
それに我慢ならなくなったタナトスは、こんな世界など壊してしまおうと思ったらしい。
‥‥‥‥‥‥タナトスもその思考になったのはよくないが、人も人だなと僕は思う。
まあ、眞佳は全力で怒ってたけど。
声のトーンが1オクターブ低かったし‥‥
怒られてるタナトスは子どもみたいだったよ、うん。
「雪兄ー」
『眞佳。』
いつも通りゆるい眞佳だけど、僕らの治療のためにウィンディーネを召喚し続けて、その前には陰陽術を使って、かなり無理していたらしく‥‥‥‥