脇役上等!?生徒会!




時雨が努力したのは認めるけど、努力に努力を重ねたのは眞佳も同じ。

それも時雨以上の。

血の滲むような努力と、血を吐くような思いと、家族や嵐燕をはじめとする大切なものを守る覚悟をもって今の力まで極めた。

だから、眞佳は贔屓目なしに学園から特別授業免除されている。

そのかわり、嵐燕任務に当たってるんだけどね。

結界を作ってる眞佳は一般生徒はもちろん生徒会や風紀、職員でもほとんどが入れない高台で結界の番と式神を飛ばして学園内の警備をしている。

授業免除なのに、免除されない方が楽だとボヤいていた眞佳のことを思い出す。

それにしても、低血圧で寝起きで寝不足の眞佳だからイライラしてるんだろうなぁ。





「‥‥るせぇ。」


『‥‥あ。』






きれてる。
口調違うもん。

眞佳がきれてる。
‥‥というか不機嫌?





『坂井くんー?』




とりあえず声をかけてみるんだけど‥‥

雰囲気を見て‥‥こりゃ無理だと察する。





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