脇役上等!?生徒会!




結界を張りながら二人の会話に耳を傾ける。
眞佳が指さした先には顔を真っ青にさせて光景を呆然と見ている生徒。

ネクタイの色は紅

ネクタイの色で学年がわかるこの学校。
1年が紺、2年が緑、3年が紅。
ちなみに、来年は1年が紅、2年が紺、3年が緑。

学年色ごと持ち上がりの制度なんだよ。




「はい」


「あの人で間違いなさそう。
止めないと危ないね。」





ねむそうに、しかし真っ直ぐな目をして舞台から降りる眞佳。

鳥たちは舞台から降りた眞佳に向かい一目散に飛んでいく。

誰かが‘危ない!’と叫んたが杞憂に終わる。



「業火 爆炎陣」



普段では考えられない声の低さで唸るようにつぶやいた眞佳。

その瞬間体育館にいた式神たちが焼き尽くされる。

しかし、どこからか湧いて出てくる式神。


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