脇役上等!?生徒会!
目の前に光の代わりに現れたのは、僕の契約神。
光の神、アグライア。
金のマーメイドドレスにほんのりピンクに染められた羽衣。
艶やかな金の髪に色素の薄い茶色の瞳の女性なんだ。
〔主の願いならなんだってお聞きしますわ。〕
『心強い言葉だね。
時雨、アグライアだよ。』
ぽかんと惚けている時雨にアグライアを紹介する。
すると、アグライアは柔らかい笑みを浮かべて優雅な仕草でお辞儀をした。
〔主の契約神で光の神 アグライアです。
以後、お見知り置きくださいませ。〕
「え…あ、神凪時雨です。
よろしくお願いいたします。」
自己紹介をのんびりとしていると校舎側で眩い光が発せられた。
「眞雪先輩、あれは‥‥」
『あっち側の邪気を僕とは違う嵐燕メンバーが祓ったんだよ。
大丈夫、害はない。』
〔なんと、懐かしい気配だこと。
あの人と契約するとは、隊長になるだけあってあの方もご成長なされたのですね。〕