脇役上等!?生徒会!



母親のような目をして光の方を見つめるアグライア。

あの方というのは、眞佳のこと。
あの人というのは、眞佳が契約する契約神のこと。



『隊長になったこと知ってたんだ。』


〔はい。
あの方の契約精霊たちが我が事のように自慢しておりましたので。〕



精霊が住む世界と神が住む世界は同じ。
精霊は神の化身とも言われ、聖霊と称されるときもある。

だから、精霊たちの噂等は神の耳に入るし、神たちの噂等も精霊の耳に入る。



『ふふっ。愛されてるね。』


〔左様でございますね。
私もあの方は好きでございますよ。〕


『僕もだよ。』


〔さて。
あまりこっちにいては、主の力が流れてしまいますね。
私はこれくらいで失礼致しましょう。〕


『ありがとうね。
またよろしく』


〔いつでもお呼びくださいませ。
我が主のためならいつ何時でも参りましょう。〕



そう言うとすっと消えたアグライア。


< 75 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop