脇役上等!?生徒会!
母親のような目をして光の方を見つめるアグライア。
あの方というのは、眞佳のこと。
あの人というのは、眞佳が契約する契約神のこと。
『隊長になったこと知ってたんだ。』
〔はい。
あの方の契約精霊たちが我が事のように自慢しておりましたので。〕
精霊が住む世界と神が住む世界は同じ。
精霊は神の化身とも言われ、聖霊と称されるときもある。
だから、精霊たちの噂等は神の耳に入るし、神たちの噂等も精霊の耳に入る。
『ふふっ。愛されてるね。』
〔左様でございますね。
私もあの方は好きでございますよ。〕
『僕もだよ。』
〔さて。
あまりこっちにいては、主の力が流れてしまいますね。
私はこれくらいで失礼致しましょう。〕
『ありがとうね。
またよろしく』
〔いつでもお呼びくださいませ。
我が主のためならいつ何時でも参りましょう。〕
そう言うとすっと消えたアグライア。