脇役上等!?生徒会!



「無事に終わった?」


『ご覧の通り。』




あたりの邪気は消え失せていたのをみせる。




「ならいいや。
それで、なんで副会長様がいるわけ?」


『お仕事の見学だよ。』


「邪気は吸ってないだろうね?」


『大丈夫だよー』



僕の言葉に納得した眞佳は時雨に向き合う。
といっても、時雨からは眞佳の口元くらいしか見えてないだろうけど。



「“はじめまして”
嵐燕 魔物討伐部隊 S部隊 隊長をしています。
以後、よろしくお願いいたします」


「神凪時雨です。
お目通りできて光栄です。」




綺麗な仕草でお辞儀をしあう2人。



「邪気は祓えてるから、もう行くね。」


『うん、無理しないでね』


「いつもそれだね。分かってるよ」




そう言って少し笑うと背を向けてヒラヒラと手を振って去っていく眞佳。

これから見回るんだろう。




『さて、そろそろ見回りの時間だね。』




現在、鬼ごっこ開始から1時間30分



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