双子の狂愛【短編】
「星夜、月夜、どこ…ヒック…
くらいよ…は…やく…かえっ…てきて…」

星夜と月夜は
出かけたっきり帰ってこない。
正直もう限界だった。


ガチャ…

「ただいま」

「せいや?つくよ?
もっ…ゆる…して…」

「ん?もうしない?
俺らを置いていかない?」

月夜は声は泣きそうだった。

「う…ん…置いて…いか…ないよ…
だから…目隠し…はずし…て…
二人の…かお…みたい」

「はい。外れたよ?」


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