風の言の葉(詩)
白昼夢
海深く沈んでいく夢を見た

どこまでもどこまでも
沈んでいく

どんどん君がいる地上から
遠ざかっていく

泳げないわけじゃないけど
泳がない

きっと今ならまだ
地上へ引き返すことだって
出来るだろう

でもなぜだか
僕はそんなことしない


・・・そうだ。
この海に飛び込んだのは
他でもない僕自身だった

君への想いに耐え切れなくなって
逃げたんだ


君のいない海の底へと・・・
< 17 / 35 >

この作品をシェア

pagetop