風の言の葉(詩)
初恋
冷え切った僕の心

いつからこんなに冷たくなってしまったのか

もう思い出せない


そういえば、この頃からかな

笑うことも怒ることも

なくなったのは

まぁ、いいか

そんなものなくても

死にはしない


ただ、同じことを

繰り返すだけの日々

そんな日常の中

突然現れた君


不思議なことに

君に会うたびに

この心は熱をおびていく

君の言葉は優しい呪文

いつもその声を聞いていたいと

思うようになった


ー心に火が灯るー


満たされていく心


あふれる涙


初めての感情


君が愛おしい




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