風の言の葉(詩)
セイレーン
どこからか聴こえる優しい君の歌声
僕は君の歌に魅了された船乗り

行き先も分からない船に乗り込んで
どこへ向かうのかも分からない不安の中で
君を見つけた

僕はきっと君を知っている
脳からの逃げろという伝達も
もうこの心には届かない

すでに舵のとれなくなった感情
僕は君に溺れていく

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