All I want for Christmas is YOU ~クリスマスに欲しいのはあなだだけ~
「4年か……早いな……もう26になっちゃうよ……」
そんな事を思いながら、つい呟いてしまって私は空を見上げた。
凛と澄んだ冷たい空気を胸いっぱい吸い込んで、私は口の前で手を擦り合わせた。
12月の街はクリスマス一色。色とりどりのイルミネーションにクリスマスツリーやリースやオブジェ。
華やかな街の中、私だけが寂しいのかな?
そんな事をこの時期は考えずにはいられない。
どこかにあるというサンタクロースの街のニュースが映し出された大型ビジョンを見上げた。
『今年も世界中からサンタクロースへの手紙が集まっています』
にこやかに笑った女性アナウンサーの笑顔が映ってニュースは変わった。
「世界中から……か……」
あの時の自分から離した手が……寒いよ……。
そんな事を思いながら、つい呟いてしまって私は空を見上げた。
凛と澄んだ冷たい空気を胸いっぱい吸い込んで、私は口の前で手を擦り合わせた。
12月の街はクリスマス一色。色とりどりのイルミネーションにクリスマスツリーやリースやオブジェ。
華やかな街の中、私だけが寂しいのかな?
そんな事をこの時期は考えずにはいられない。
どこかにあるというサンタクロースの街のニュースが映し出された大型ビジョンを見上げた。
『今年も世界中からサンタクロースへの手紙が集まっています』
にこやかに笑った女性アナウンサーの笑顔が映ってニュースは変わった。
「世界中から……か……」
あの時の自分から離した手が……寒いよ……。