All I want for Christmas is YOU ~クリスマスに欲しいのはあなだだけ~
ゆっくりと隣の椅子に座りながら、教科書を置いて後ろの扉を見ていた。
「裕也!こっち!」
入ってきたもう一人の男の子に声を掛けたその笑顔にまた目を奪われた。
男の人にしておくには惜しいような綺麗な顔。
ぼんやりと女装したら綺麗そう……そんな事を思うほど整った顔で、身長も高そうだった。
「美亜!」
隣にいた梨華が、耳元でこそこそと何か言う言葉に慌てて梨華の方を見た。
「やばい!立花樹じゃない!」
「え?」
聞き返した私に、「ウソでしょ?」と呟いた梨華は、私のノートを奪い去ると、
【去年の学際のミスターに選ばれた、大学のアイドル!知らないの?】
そう書かれたノートを見て、ああ納得。ミスターか……そう思ってもう一度その人をチラリと見た。
隣に来た友達と談笑しながら話す姿もどこか品が合って、綺麗だな……。そんな事を思ったのが立花樹との出会いだった。
「裕也!こっち!」
入ってきたもう一人の男の子に声を掛けたその笑顔にまた目を奪われた。
男の人にしておくには惜しいような綺麗な顔。
ぼんやりと女装したら綺麗そう……そんな事を思うほど整った顔で、身長も高そうだった。
「美亜!」
隣にいた梨華が、耳元でこそこそと何か言う言葉に慌てて梨華の方を見た。
「やばい!立花樹じゃない!」
「え?」
聞き返した私に、「ウソでしょ?」と呟いた梨華は、私のノートを奪い去ると、
【去年の学際のミスターに選ばれた、大学のアイドル!知らないの?】
そう書かれたノートを見て、ああ納得。ミスターか……そう思ってもう一度その人をチラリと見た。
隣に来た友達と談笑しながら話す姿もどこか品が合って、綺麗だな……。そんな事を思ったのが立花樹との出会いだった。