俺を好きにならないで
「あ、あのね。深見くん」


「嘘……」


「え?」


「俺のこと……好きなの?」


「はい、好き……です」



私が肯定すると深見くんは再び黙った。


何かを考えている……と言うよりは私の発言に動揺しているように見えた。


これは少なからず彼に効果を与えている?


私の気持ちが伝わっているということ?



そんなことを考えていると。





「明日雪降るかも」


「いや、それ普通にありそうなだよ!?」



思わずツッコミを入れてしまった。


今は12月でかなりの冷え込み。


雪は正直降ってもおかしくないと思う。
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