俺を好きにならないで
「信じる時間?」


「美紅が俺を好きだということに対して信じる時間が欲しい」


「え?」



時間が欲しいということは、深見くんは私が好きと言ったことを信じてないということだよね?




それって何だか……ショックだ。





深見くんに対する想いを精一杯伝えたのに。


悔しかった。


想いが届いていないことがとても悔しかった。



「ねぇ、信じる時間ってどれくらい必要なの?」


「えー……っと1年?」


「長いよ!!」


「そ、そうかな?」


「1月末まで」



私は手で1を作り、彼の前に掲げる。
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