俺を好きにならないで
「私はただの大馬鹿者です」


「何よ急に」


「りっちゃーん。私バカだよぉおお」


「あー、もう。くっつかないで!」



りっちゃんにすがる思いで近寄ると呆気なく拒絶された。


冬休み、怒涛の巻き返しは出来なかった。


何故なら深見くんの連絡先を聞いていなかったからだ。


その為、私は連絡を取ることが出来ず、無駄に年を越した。


年越し……出来れば一緒にしたかった……。
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