俺を好きにならないで
「2年です」


「へぇ〜。美紅ちゃん達、2年生なんだ……って!!なら敬語で喋らなくて良くない!?」


「え……でも今日初めてあった人だし」


「要らない要らない!タメ語にして?」


「はい……じゃなくて、うん」


「何なら俺のことを呼び捨てにしてもいいよ」


「え?いやいや!敬語は取れたとしても、呼び捨てはダメだよ!」



流石にすぐに呼び捨てはできない。


そう判断した私は全力で否定した。



「ちぇっ。まぁ慣れていけばいいか」


「ごめん」


「いいのいいの!ってか俺、美紅ちゃんのこと気に入っちゃった」



長谷川くんの言葉にその場にいた3人の目が点になった。


しばらく誰も言葉を発せず、その場の空気が静まり返る。



そしてその静寂を破ったのは。
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