俺を好きにならないで
「ありがとう。別に良かったのに……」


「ダメ!深見くん、毎回私に何かしら用意しているんだもん」



教室に来るたびに何かしら用意をしてくる。


飲み物だったり、飴やガムだったりと。


ならせめて私もとコーヒーを買ったのが今日。



「ありがとう。このコーヒー飲めないな……」


「えっ!?」



私は深見くんの言葉を聞き逃さなかった。
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