俺を好きにならないで
全身が脈打つ心臓のようにドクンと跳ね上がる。


深見くんの何気ない一言、何気ない一言だよ!


そう思うのに他意があるんじゃないかと期待してしまう自分がいた。


あ〜ダメダメ。


意味なんてないんだから!



「目を瞑らなくても取れるよね?」



目を瞑ってという深見くんにそう言った。


可愛くない私。


でもこう言わないと、勘違いしそうになる自分がいる。


だから仕方ない!
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