ワンコ系Drの熱烈アプローチ

好きだと言ってくれてから、気持ちをストレートに表現する鮎川先生に、日に日に惹かれていくのを感じていた。

一緒にいると、私を想ってくれているのがありありと伝わってくる。

だけど、私の気持ちを一番に尊重してくれていて、誠実に接してくれる優しさもある。

そんな鮎川先生に、私の心はもう動きだしている。


「……ドキドキ、するんです。鮎川先生に、見つめられたり、触れられたりするだけで」


自分の気持ちを口に出して言うだけで、追い討ちをかけるように心拍が乱れる。

急激に恥ずかしさが押し寄せて逃げ出したくなった時、腰にある鮎川先生の片手が火照り始める頬に触れた。


「そんなこと言われたら……我慢できなくなるんだけど」

「……我慢、しなくても……いいですけど、でも、きゃぁっ」