無慈悲な部長に甘く求愛されてます
Fleuve
クリスマスソングが流れる商店街通りの端、私の真正面でサンタクロースが立ち尽くしていた。
もさもさの白い口ひげに埋もれていても、その顔がこわばっているのが見て取れる。
今年のクリスマスは、一生、記憶に残る。
甘いクリームのにおいに包まれながら、私はそう確信した。
in front of the “pâtisserie Fleuve”.