君の好きな人になりたい
「恵に聞いてみるね、たぶんいいと思う」

「わかった。そろそろ出るか」


「そうだね、」

お腹いっぱい。


ここのワッフルは本当に美味しい。

私と悠人の放課後1週間に一回はいってるけど飽きないんだよなぁ。

今度恵とも行こっと。





店を出て私達は家への帰り道を歩いている。
さりげなく車道側を歩いてくれてる。こういうとこ好きだなぁ、本人には言わないけど。

「あー、おいしかったね」

「お前の胃袋ブラックホールだよな」

「ちょっ、女子に言う言葉じゃないでしょ」

「あ、お前って女子だったのか」

私の首に腕を回して男扱いした悠人は笑ってる。


今日、中村君が付き合っちゃえばとか言ってたけどこんなんで付き合うとかないよ。

まぁこれが私達だよね。

笑っている悠人につられて私も笑った。










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