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久しぶりに会う度に痩せていくのが、分かった。細くなっていく佑也の手首を握る度に、涙を堪えた。
目に見えて弱っていく、そんな佑也を見るのは正直辛かった。それでも会わない日はもっと、もっと辛かった。
薬の副作用で、悪感や脱毛。
ある日、君は言った。
「笑うなや?」
深く被っていたニットの帽子を取れば、髪の毛を全て剃った君の頭。
君の最高の笑顔に釣られ、あたしも笑った。お互い、笑い合うのに懐かしさを感じた。
「笑うなって言ったべ」
少し拗ねたような佑也。佑也は続けて言った。
「お前、まだ笑えんじゃん」
目に見えて弱っていく、そんな佑也を見るのは正直辛かった。それでも会わない日はもっと、もっと辛かった。
薬の副作用で、悪感や脱毛。
ある日、君は言った。
「笑うなや?」
深く被っていたニットの帽子を取れば、髪の毛を全て剃った君の頭。
君の最高の笑顔に釣られ、あたしも笑った。お互い、笑い合うのに懐かしさを感じた。
「笑うなって言ったべ」
少し拗ねたような佑也。佑也は続けて言った。
「お前、まだ笑えんじゃん」