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あたしの世界から、笑うことがなくなったのは本当のことで、佑也はそれを気にしていた。

自分が1番辛いはず、それでもあたしが笑わないことを気にして、責任を感じていたんだ。

それから決めたこと。
“1人で泣くことを辞めること”

「泣きたくなったら俺を呼べ。すぐに飛んでってやる」

優しさに涙が出た。

「今は1人じゃねーから、思いっきり泣いとけ」

そういった佑也の手を取って、体温を確かめるようにずっと握り替えした。

佑也から確かに力をもらった。

「とりあえず、鼻水拭けよ」

佑也はあたしにティッシュ箱を差し出した。

佑也と目が合って、笑い合った。
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