16% jsdr
十円玉だけで繋がっているあたしたちの会話は、いつもすぐに終わってしまうけど、最後に言う。
『また明日な』
「また明日、近いうちにまた行くな」
“また明日”
また同じ明日で一緒に笑い合えるように、明日が来ることを恐れなかった。
また明日佑也が居る。
それだけでよかった。
佑也が見る未来が叶えばいいと、心から思った。
いつか、病院の先生に佑也が言った。
「残りの時間が30日、否、15日でもいい。その時は教えてくれ」
佑也は行きたいところがあるんだと、空を見上げた。
「お前も行くだろ?」
『また明日な』
「また明日、近いうちにまた行くな」
“また明日”
また同じ明日で一緒に笑い合えるように、明日が来ることを恐れなかった。
また明日佑也が居る。
それだけでよかった。
佑也が見る未来が叶えばいいと、心から思った。
いつか、病院の先生に佑也が言った。
「残りの時間が30日、否、15日でもいい。その時は教えてくれ」
佑也は行きたいところがあるんだと、空を見上げた。
「お前も行くだろ?」