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佑也は一生懸命生きている。過去を悔やんでいない。いつ消えてしまうか分からない灯火を、必死に守っている。
そんな佑也を見て、何かこみ上げるものを感じた。

「あたりめーじゃん」

人生で初めて、心から未来を願った。


それでも時間は残酷で、それからすぐに佑也の容態は悪化した。
それから一週間後に会った佑也は、沢山のチューブに繋がれて、沢山の機会に繋がれて寝ていた。

ガラス越しだったけど、確かに佑也が生きていた。

暫く佑也を見ていると、佑也はゆっくり目を開くて、あたしと目が合った。
君は笑った。

いつもの笑顔より、少し寂しそうだったけど、あたしも笑顔で手を振って応えた。
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