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看護婦さんが気付いて、中に入れてくれた。

佑也に負担をかけないように、輝と智代とあたし、3人だけが治療室に入った。
マスクとか白衣とかキャップとか、沢山の君との距離を纏った。

傍に行くと、佑也はまた笑った。
佑也に触れて、泣くのを堪えながらあたしも笑った。

それから佑也は、目を閉じて話し始めた。

「ちょっと、ドラマみたいなこと言わせろよ」
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