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救世主／悩みごと

普通に学校に行って、普通に家に帰った。
毎日が普通になった。
否、佑也たちと過ごした日々が特別になりすぎていた。

そんな頃、ある１人の男の子に出会った。
夜遊びしていた時間にできた【メル友】だった。佑也がいなくなって4ヶ月位たった頃だった。寂しさを紛らわす毎日に虚しさが沸いてきた頃だった。

彼は駿平と名乗った。
メールをして、電話をした。 駿平は喋るのが好きな人で、いつだったかあたしの過去に土足で入ってきた。もう二度と思い出すことはないと思っていたから、どうして駿平に過去を話したのか自分でも分からない。
駿平はあたしの過去に涙を流した。

駿平は言った。

「麻衣の過去かっこいいな」

悪いことして、叱られる寸前でしらばっくれてきたあたしの過去をかっこいいと言った。
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