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温もり/君
仲間と過ごす生活に快楽を覚えた頃、もう1人のメンバーを紹介された。よく溜まっていた公園で君に出会った。

第一印象は最悪。
目つきは悪い。
香水臭い。
言い方がキツい。

君は名乗った。
“佑也”。佑也の声で佑也の名前を聞いた。

第一印象なんか関係なく、惹かれていくのに時間は掛からなかった。初対面なのにそれを感じさせない対応は、初めて4人に会った時と同じだった。
何度か会ううち、次第に見えてくる、貫くことができる、誠実さ。
罵声も受け止められる、雄大さ。
自分に妥協しない、強さ。
仲間を大切に思う、優しさ。

あたしが持っていない全てのことを、兼ねている人だ。そう思った。

佑也が居るようになった毎日は、今まで以上に色が付いた。
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