君は私の太陽。【完】
ようやくホームルームが終わり、教室から出ようとした時だった。
誰かに腕を強く引っ張られ、身体のバランスを崩しそうになる。
「ごめんね?引っ張る力強かったかな!?」
謝ると同時に倒れそうになる私を支えてくれた。
まぁ、元はと言えばコイツのせいでバランス崩したしね。
これくらいしてもらわないと当然。
「で?」
「へ?なに?」
いやいや、『なに?』じゃないでしょ!!
「用件聞いてんだけど…」
馬鹿なのか、コイツは。
それとも天然なのか?