君は私の太陽。【完】
「あー!!そうだ、一緒に帰りたくて!」
「は、断る。」
「えぇー…なんで!?」
そもそも今日初めて会ったし、名前も知らない。
何か企んでるなら尚更嫌。
それにやっと独りに解放されるというのに。
ずっと1日中付きまとうし。ウザすぎる。
「あ、待って!!」
「…離して。」
歩き出そうとすると、また腕を掴まれた。
子犬の力が強くて、私の力じゃ全く抵抗出来い…。
見た目は華奢な感じなのに…こんなに力が強いの?
「どうして俺を避けるの?」
「は、い?」