君は私の太陽。【完】
運良く岩陰に隠れてるから、あっちからは見えない作り。
起こさないように、そっと八神くんの側から離れた。
「何か。」
いつもの冷めた表情で、私は話しかけた。
そんな私の態度が気に食わないのか、睨みつける端の二人。
真ん中はリーダーって感じ?
何となく話の無いよについては薄々勘づいてる。
「そうねぇー…まずは階段に来てくれる?」
「はい。」
面倒くさいな…。
ま、打(ぶ)たれるのかな。
女子グループの後ろに着いていき、人通りの少ない階段へと移動した。