君は私の太陽。【完】
___トントン。
ふと肩に違和感を感じる。
誰かに叩かれてるような、そんな感じ。
何だろう、、、
内心嫌だけど後ろを振り向いてみた。
…子犬?
いや、待てよ。
ここは学校だから、動物禁止だし…?
ぽかーんと観察してると、
「ねぇ!聞こえてますかぁー…」
『わっ、』
突然片耳のイヤホンが外れて、
耳元の近くまで来て大きな声で喋ってくる子犬。
…じゃない。
ふわふわした茶髪に真ん丸な黒目。
太陽みたいにキラキラした笑顔で、
少し背が低めな子犬系男子ってところか。
一匹狼の私とは正反対な生き方って感じだ。
うわー…なんか関わったら面倒くさそうだな。