君は私の太陽。【完】
沢山の声で賑わう休み時間の中、私は静かな屋上に来ていた。
ここなら誰も居ない。
雨のように流れる涙も、すっかり今では枯れていた。
うわ、酷い顔……
水たまりに映る自分の姿に、自分でも笑えてくる。
目が真っ赤に腫れて、馬鹿みたいな顔だ。
久しぶりに、こんなに乱しながら泣いたかも。
泣きじゃくる子供みたいに、心の底から泣いたら少しだけスッキリした。
「あーあ、好きになるんじゃ無かった!!」
思いっきり叫んだ。
終が見えない青空に向かって。