君は私の太陽。【完】
「いつまでも戻って来ないから、心配したんだよ?」
「気づいて、たんですか…?」
「当たり前でしょ?俺が見てないとでも想う?」
だって!!だってさ…。
八神くんってば、さっきまで男子と楽しそうに笑っててたじゃん。
まるで私を居ないみたいにするから、辛くて苦しくて耐え切れなくて。
だから、屋上に来れば楽になると想ったんだ。
君を、八神くんを、見なければ…
少しずつ忘れられるんじゃないかって。
でも実際は忘れるなんて簡単には出来なくて、むしろ八神くんを思い出すばかり。
無理だった…嫌いになるなんて。