君は私の太陽。【完】





「ちょっと…それ返して!」



イヤホンを持った手を上に上げ、いつまでも返さない子犬。



何なのよ!初対面のクセに!!



いくら何でも非常識すぎるでしょ…。



「なに聴いてるの?」

「…は?」



ふわっと微笑みながら、私の言葉を無視する子犬。



さすがの私もイラッとしないはずも無くて…



「返しなさいよ…!!」



背伸びをして、無理やり奪った。


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