君は私の太陽。【完】
水を押そうとボタンに手を近ずけた、はずなのに。
後ろから、真っ白な手が伸びてきた。
「…どうゆう、こと?」
目当ての水ではなく、120円のはずのカルピスが自動販売機から出てきた。
まさか……。
「ふっ、いつまで動き止まってんの。」
聞き覚えのある声に、嫌な予感は見事的中で。
後ろに彼奴が立っていたのだ。お腹を抱えて笑いながら。
笑いすぎて泣いてるし…。
いちいち腹立つわね。
「何でここに…」
「ん?追いかけてきたから?」
犬か。って言いたくなる。
いや、そうじゃなくて!