思い出
私と海斗は歩きながらゲームの話などをしていた。
奏 「やっぱ私には海斗は叶わないなぁ」
海斗「何言ってんだよ。この間負けてたじゃねーか。」
奏 「えー?今日は海斗が負けたでしょ?」
海斗「うぐ......こんどやったら負けねぇ...」
奏 「楽しみにしてる。」
そんな事を言ってると海斗がいきなり黙り込んでしまった。
奏 「海斗〜?おーい!どーしたー?」
海斗「............」
私は海斗の耳元に近付いて
奏 「海斗!」
と大きな声で言った。
海斗「うわっ!ど、どうした!?」
奏 「どうしたって...さっきから呼んでるのに返事してくれなかったし...
なに?また悩み事?」
私はよく海斗の悩み事の相談役になっている。
海斗「いや...そういう理由じゃないけど...」
奏 「じゃあ、どうしたの?」
海斗「なぁ...奏に質問があるんだけどさ。」
海斗は真剣な顔で私の方をむいた。
私は少しドキッとした。
あまりに真剣な顔でみるから今から告白でもされそうな勢いなんだもの。
奏 「え...な、なに?」
私も海斗の方をむいた。
なかなか海斗が質問をしないのでしばらく見つめあっていると、海斗が口を開いた。
海斗「ーーはーーのかよ...」
あまりに小さい声で聞き取れなかった。
奏 「え...?ごめん聞こえなかった...」
海斗は顔を真っ赤にして、
海斗「す、好きな人いるのかよ!!」
そう大きな声で聞いた。
奏 「.........え?」
私はあまりに突然だったものでびっくりしてしまった。
海斗「.........いるのかよ...」
海斗がもう1度聞くので私は焦って頭が回らなかった。
奏 「い、いる!」
そう答えると恥しくて顔が赤くなった。
海斗「だ、だれ?」
私はものすごく焦った。
やばい!頭まわらない!
ど、どうしよう...
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