笑いあればすべてよし!
現実?幻覚?
「―い」
…誰、なの?
「―り!」
うちを、朱里を、呼んでるのは、誰?
「―きろ!!」
「ん・・・」
頭…体のところどころが痛い…
「よかった…」
うちの目の前にいたのは、潤。
そう、行方不明になってた四人のうちの一人。
え・・・?
「潤!?なんでこんなところに…!」
「知らないよ…おれも三日ぐらい前に起きたらここにいたし…」
でも、生きてたんだ…
よかった…
ってんん?
あれ?
枕ってあんの?
だって、うちの頭の下…柔らかい…
「え・・・」
「なんか普通立場ぎゃくのような気がするな~ハハッ」
じゅ、潤の足…
そう考えたら顔が熱く…
「あれ?顔赤いよ?」
「き、気のせい!」
う~…なんでこんなに乱れてしまうんかね…
うちらしくない…
っていうか…
「他のみんなは…?」
「ん?あぁ、ご飯調達にいったんだよ。女組のほうはしらないけどな」
「ふーん」
悠や天、華が心配だけど
もう少し、
もう少しだけでいいからこのままでいたいと思ううちがいたのは、
また別の話。