好きって言えよ、バカ。
「れ、れ……蓮……」
……うぅ。
すごくぎこちなくなってしまった。
どれもこれも無茶苦茶なことをさせる蓮くんが悪いんだ!
「それで許すと思ってんの?」
ひいぃ……
蓮くんを怒らせるとあとが怖い。
もう、どうにでもなってしまえ。
「大好きだよ、蓮っ」
きっと私の顔は、真っ赤だ。
リンゴよりも絶対赤い。
そう思ってたのに、それくらい赤く頬を染めていたのは蓮の方で……
これって、蓮に今までの仕返しするチャンスかも……!?
蓮は、不意打ちにきっと弱いのかもしれない。
覚悟しておいてね、蓮。
これから先、大人になってもおじいちゃん、おばあちゃんになっても、私のことしか考えられなくなるくらい私に夢中にさせてあげるから。