裏切りげぇむ
「…死にたく…ないっ!」


はぁ…?

「死にたくないって言ってるの!」

だから何?


「聞こえてるんでしょ!?死にたくない!!」


だからなんなの?



「あんたねぇ!」

一ノ瀬楓が私の胸ぐらを掴んだ。
「聞こえてるんでしょ!?だったらさっさと返事しなよ!
何?私が何をすればいいわけ!?話をちゃんと聞けよ!」





私は、口角を上げた。


「話をちゃんと聞け…?
お前だろ、私が何を望んでるかなんて知ってるだろう?
お前は、私の話をちゃんと聞いたか?私はどうしろ、と言った!!」


「どうしろって………!!」
一ノ瀬楓は、直ぐに自分の教室へ向かった。



「……、なんか、つまんないなぁ。」
「どうしたんだよ、城ノ内。つまんないって、
俺はまぁまぁ楽しみだぜ?」
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