裏切りげぇむ
しかし…後5分暇だな…。
私は机をくっつけ、その上にどかっと座っていた。
他のクラスからは、何の音も聞こえないくらい、静かだった。
それもそのはず…こんなデスゲームで有意義に過ごしてられるなんて、相当なメンタルの持ち主か、狂った人、ぐらいだからな…。
「ねぇ…、冬華。一つ聞きたいことがあるんだけど…。」
クラス委員長であるともかが、私に話しかけてきた。
「こんなこと、やめない?」
は…?やめる…?
今更?
「だって、人が死ぬんだよ?友達だっているし…」
私だっていた。3組には、楽しく話せる友達がいた。
でも、何のためらいもなかった。
躊躇なんて、一度もしなかった。
恨みだけだった。
ふと、私の視界に、学年訓である「みんな仲間みんな友達みんな助け合う」が、入った。
「アンタは、学年訓のようになれた、と信じてるか?
…今このゲームが行われてる時点で私たちは、他のクラスを裏切らなきゃいけないんだ。」
「だったら、なおさら…!」
いい加減にウザくなってきた。
「今やめたところで何になる?どうなるんだよ?このイカれたゲームが終わるのか?中止になるのか?
既に、3組の39人が死んでいるのに対して?
そんなの、冒涜だろ?だったら、最後まできちんとやるんだ。
…クラスで決めた学級訓がそう言ってるじゃないか。」
私はチラッと学級訓を見る。「Go!5組!〜最後まで諦めない心〜」と書いてある。
これは、4月にみんなで決めた。
あの時は、こんなことになるだなんて思ってもいなかったよな…って思う。
だが、どうしてこうなった?どうして?
私は机をくっつけ、その上にどかっと座っていた。
他のクラスからは、何の音も聞こえないくらい、静かだった。
それもそのはず…こんなデスゲームで有意義に過ごしてられるなんて、相当なメンタルの持ち主か、狂った人、ぐらいだからな…。
「ねぇ…、冬華。一つ聞きたいことがあるんだけど…。」
クラス委員長であるともかが、私に話しかけてきた。
「こんなこと、やめない?」
は…?やめる…?
今更?
「だって、人が死ぬんだよ?友達だっているし…」
私だっていた。3組には、楽しく話せる友達がいた。
でも、何のためらいもなかった。
躊躇なんて、一度もしなかった。
恨みだけだった。
ふと、私の視界に、学年訓である「みんな仲間みんな友達みんな助け合う」が、入った。
「アンタは、学年訓のようになれた、と信じてるか?
…今このゲームが行われてる時点で私たちは、他のクラスを裏切らなきゃいけないんだ。」
「だったら、なおさら…!」
いい加減にウザくなってきた。
「今やめたところで何になる?どうなるんだよ?このイカれたゲームが終わるのか?中止になるのか?
既に、3組の39人が死んでいるのに対して?
そんなの、冒涜だろ?だったら、最後まできちんとやるんだ。
…クラスで決めた学級訓がそう言ってるじゃないか。」
私はチラッと学級訓を見る。「Go!5組!〜最後まで諦めない心〜」と書いてある。
これは、4月にみんなで決めた。
あの時は、こんなことになるだなんて思ってもいなかったよな…って思う。
だが、どうしてこうなった?どうして?