裏切りげぇむ
side冬華
私は、7組前の廊下で、みんなのことをずっと監視していた。
そして、私は見抜いてしまった。
村雨湊は、私たちを見捨てる、とな。
まず、引っかかったのはボイスレコーダー。
アレを普段から持ち歩いている、ということは、なんらかの事件に巻き込まれている可能性、
もしくは、自分が罪を犯した場合だろう。
ボイスレコーダーの、時間を見ればアリバイなど、様々なものが証明できるからだ。
そして、二つ目。
先程はあまり気づかなかったのだが、さっきの春馬という男を突き飛ばした時だ。
今は友達など関係ない、と言ったようなことを口走っていた。
それは、つまり。階級的に下であるクラスメイトなども関係ない、と考えていても仕方がない。
そして、三つ目。
彼は、私を利用するつもりでいる。
私は彼が美優の幼馴染みであることは知っているのだが、
何故彼は私に何も言わないのか。
何か、隠しているに違いない。
…例えば。
美優は既に死んでいる…とかな。
私は、だから持ちかけた。
裏切り者をあぶり出そう、と。
そうしたら、なんの。
慌てだした。
湊は確実に動揺していて、私が気づいていることに勘付いたかもしれない。
そして。
彼は元よりの性格、人気者のキャラなど。
全て作っている。
彼の素は、快楽殺人者、とかが似合うんではないだろうか。
まぁいい、頭の中で繰り返しているだけで、事態が解決するわけでもない。
私は楽しみたい。
特に、8組の場合はゆっくりじっくりと。
痛めつけるように…、ね。
「じゃあ、裏切り者は誰か。見つけていこうか。」
私は、7組前の廊下で、みんなのことをずっと監視していた。
そして、私は見抜いてしまった。
村雨湊は、私たちを見捨てる、とな。
まず、引っかかったのはボイスレコーダー。
アレを普段から持ち歩いている、ということは、なんらかの事件に巻き込まれている可能性、
もしくは、自分が罪を犯した場合だろう。
ボイスレコーダーの、時間を見ればアリバイなど、様々なものが証明できるからだ。
そして、二つ目。
先程はあまり気づかなかったのだが、さっきの春馬という男を突き飛ばした時だ。
今は友達など関係ない、と言ったようなことを口走っていた。
それは、つまり。階級的に下であるクラスメイトなども関係ない、と考えていても仕方がない。
そして、三つ目。
彼は、私を利用するつもりでいる。
私は彼が美優の幼馴染みであることは知っているのだが、
何故彼は私に何も言わないのか。
何か、隠しているに違いない。
…例えば。
美優は既に死んでいる…とかな。
私は、だから持ちかけた。
裏切り者をあぶり出そう、と。
そうしたら、なんの。
慌てだした。
湊は確実に動揺していて、私が気づいていることに勘付いたかもしれない。
そして。
彼は元よりの性格、人気者のキャラなど。
全て作っている。
彼の素は、快楽殺人者、とかが似合うんではないだろうか。
まぁいい、頭の中で繰り返しているだけで、事態が解決するわけでもない。
私は楽しみたい。
特に、8組の場合はゆっくりじっくりと。
痛めつけるように…、ね。
「じゃあ、裏切り者は誰か。見つけていこうか。」