裏切りげぇむ
side春香
あたしは、中学校に入って、初めて恋をした。
そりゃもう目の前が光輝いて見えるし、君以外見れない!
なんて、思っちゃったりするの。
もちろん、バレンタインデーも渡すつもり。
私の住んでる街にこんなイケメンがいたなんて知らなかった。
良かったぁ、なんて思ってたりする。
あたしは小学生の頃地味だった。
何にも言わないし、何もしない。
だから、中学デビューってわけ!
幸い、私の小学校からは私を含め3人しかこっちの学校に来なかったから、バラされる心配もない。
今のあたしは、ギャルというか、前よりもすごく明るくなったと思う。
中学校デビューして良かったって思ってるよ?
だって、毎日が楽しいんだよ!
彼を見つける度に、すごく幸せって思うんだ!
でも、所詮は追っかけ程度。
クラスも離れてるから、全然話すこともできない。
それに、彼を好きな人なんてこの学年にたくさんいるし…。
接点は特になかったけれど、あたしは親衛隊に入ることにした。
ある意味、ストーカーチックなことをする親衛隊だけど、
毎日見られてラッキーだなぁって思う。
あたしは親衛隊のメンバーである若葉ちゃんに話しかけていた。
「ねぇ、若葉ちゃん。あの女の子誰?」
あたしはずっと気になっていた。
大好きな彼の隣にいっつもいる暗めの女。
…正直言って邪魔なんだよねー。
「あー、彼女ね。なんか、小学生の時、一緒に登下校してたみたいだよ?
未だ離れられないとかキモすぎw」
え…?それってさ、幼なじみってことじゃないの?
そんなの、中学校入って初めて会った人からしたら、
彼女なんて昔からいるから同等じゃないし!
あたしなんて、話したこともないから存在すら知らないだろうし…!
「みんな、あの子がいなくなればいいって思ってるんだよ。」
「へぇ…そうなんだ。じゃあ、殺しちゃおうかなぁ?」
「え…?本当に言ってる?」
「だって、あたしは彼と付き合いたいって思ってるんだもん。
だったら、邪魔なやつ消してでも。
あたしはそれくらいの覚悟だよ。」
「でもさ…?ウチらは手は出さない、って決めてるんだけど。
みんなのもの、みたいな感じ。
付き合ったら、その翌日からいじめられるよ?」
正直、いじめられるのは嫌だけど。
あたしはそれでも彼と付き合いたいって思ってる。
まずは、あの女を抹消しないといけない…。
あたしは、中学校に入って、初めて恋をした。
そりゃもう目の前が光輝いて見えるし、君以外見れない!
なんて、思っちゃったりするの。
もちろん、バレンタインデーも渡すつもり。
私の住んでる街にこんなイケメンがいたなんて知らなかった。
良かったぁ、なんて思ってたりする。
あたしは小学生の頃地味だった。
何にも言わないし、何もしない。
だから、中学デビューってわけ!
幸い、私の小学校からは私を含め3人しかこっちの学校に来なかったから、バラされる心配もない。
今のあたしは、ギャルというか、前よりもすごく明るくなったと思う。
中学校デビューして良かったって思ってるよ?
だって、毎日が楽しいんだよ!
彼を見つける度に、すごく幸せって思うんだ!
でも、所詮は追っかけ程度。
クラスも離れてるから、全然話すこともできない。
それに、彼を好きな人なんてこの学年にたくさんいるし…。
接点は特になかったけれど、あたしは親衛隊に入ることにした。
ある意味、ストーカーチックなことをする親衛隊だけど、
毎日見られてラッキーだなぁって思う。
あたしは親衛隊のメンバーである若葉ちゃんに話しかけていた。
「ねぇ、若葉ちゃん。あの女の子誰?」
あたしはずっと気になっていた。
大好きな彼の隣にいっつもいる暗めの女。
…正直言って邪魔なんだよねー。
「あー、彼女ね。なんか、小学生の時、一緒に登下校してたみたいだよ?
未だ離れられないとかキモすぎw」
え…?それってさ、幼なじみってことじゃないの?
そんなの、中学校入って初めて会った人からしたら、
彼女なんて昔からいるから同等じゃないし!
あたしなんて、話したこともないから存在すら知らないだろうし…!
「みんな、あの子がいなくなればいいって思ってるんだよ。」
「へぇ…そうなんだ。じゃあ、殺しちゃおうかなぁ?」
「え…?本当に言ってる?」
「だって、あたしは彼と付き合いたいって思ってるんだもん。
だったら、邪魔なやつ消してでも。
あたしはそれくらいの覚悟だよ。」
「でもさ…?ウチらは手は出さない、って決めてるんだけど。
みんなのもの、みたいな感じ。
付き合ったら、その翌日からいじめられるよ?」
正直、いじめられるのは嫌だけど。
あたしはそれでも彼と付き合いたいって思ってる。
まずは、あの女を抹消しないといけない…。